ハウジング&リフォームあいち2009閉幕

会期中30,400人が来場

会場写真新築や増改築、住宅設備の新商品など住宅に関する最新情報を紹介する「ハウジング&リフォームあいち2009」(企画=愛知県、主催=愛知ゆとりある住まい推進協議会、中日新聞社、中部経済新聞社)が3月13日(金)~15日(日)の3日間、名古屋市千種区の吹上ホールで開催され、30,400人が会場を訪れ、企業ブースやセミナーなどで住まいに関する最新情報を得たり、新商品に触れていた。

今回のテーマは「エコな住まいで快適ライフ」。九十三社・団体が百六十五小間に出展し、セミナーや参加・体験型イベントなどを多数開催した。

93社・団体が出展し、来場者にPR

会場写真大規模住宅展示場運営のナゴヤハウジングセンター(日進市)は「家の新築を計画している人たちを元気づけられるイベントをしていきたい」(浅田潔常務理事事務局長)と、住宅情報の提供とともに展示場で開催予定のイベント情報も紹介していた。

安江工務店(名古屋市天白区)は、バーナーで火をあてた後のしっくい壁と壁紙を張った壁を机に並べて「しっくいなら燃えにくく、有毒ガスも出ない」(徳田信介天白店店長)などとアピールした。

木質ペレットを燃やす暖房機を販売するのは豊臣工業(名古屋市瑞穂区)。燃料として使用するペレットは間伐材からつくったもの。資源の有効活用に加え、点火時に炎が見えることで「エコと癒しを提案」(豊臣工業の池田浩氏)する。二十畳用の暖房機で価格は五十万円(税別)。一昨年に発売したが、昨年は前年比三倍増の約五百台に販売台数を伸ばし、さらに売り込みを図る。

会場写真長い目でみて地球にやさしい家づくりを提唱するのは明城(安城市)。「建てては壊すを繰り返すのではなく、しっかりと建てて手入れをして長く住む」(明城の榊原幸盛氏)という考えだ。
同社の『丈夫で長持ちする家』が、国土交通省から超長期住宅先導的モデル事業として採択された。また、材料も基本的には地元三河地方の木材を使用。地元の食材を地元で消費する地産地消は叫ばれるようになったが、住宅版の地産地消も提唱する。輸入材を遠く海外から海上輸送することなどを考えれば環境対策にもなると利点をあげる。

他にも、新築・リフォーム施工会社や建材メーカーが出展し、来場者に向けて各社の特徴をPRしていた。来場者は真剣な面持ちで各社のブースを回り真剣な様子で相談を行なっていた。

 


「省エネ」「耐震」「防犯」「バリアフリー」など住宅の最新情報

会場写真テーマごとの特別展示コーナーでは、それぞれのテーマに併せて最新の住宅情報を発信された。
「エコな住まいで快適ライフ」コーナーでは、今年の1月から補助制度が再開された太陽光発電に関する紹介コーナーの他、住まいの断熱性を向上させ光熱費を削減し、省エネで快適な生活を送ろうという「エコリフォーム」に関する紹介コーナーが設けられた。

 

会場写真「住まいの耐震化!愛知県認定の木造耐震技術が大集合!」コーナーでは、愛知県内におよそ550,000戸ある耐震不適格住宅の耐震改修を促進するために、愛知県が認定した耐震工法の実物展示が初めて行われた。安価に出来るものや、住居に住みながら改修できるものなど6工法の展示があり、耐震改修を考えている来場者は、各工法の特徴をじっくりと見比べていた。
また、耐震に精通した建築士による無料相談コーナーが設置され、多くの相談者が訪れ盛況をみせていた。

 

会場写真「ドロボウに負けない家」コーナーでは、愛知県が住宅を対象とした盗難被害が全国ワースト1位であることから、ドロボウの侵入手口を知ってもらおうと、愛知県警の協力により実際に盗難被害にあった窓や、最近手口として増加している勝手口からの侵入被害の実物が展示され多くの人の興味を誘っていた。
また、ドロボウの侵入を防ぐのに有益とされる『CP建物部品』が紹介された。愛知県警では、ドロボウが侵入に5分以上かかるとあきらめるという統計があることから、5分以上の侵入に耐える事ができる『CP建物部品』を活用するよう呼びかけていた。

 

「人に優しいバリアフリーのポイント」コーナーでは、高齢者を疑似体験できる装置を展示した他、バリアフリー改修のポイントや税制優遇などを中立的な立場で相談を受ける相談コーナーを設けて来場者の相談に応じていた。

 


会場写真会場内二カ所のセミナースペースでは無料セミナーが間断なく開かれ、来場者が熱心に耳を傾けていた。

 

建築内装の色彩設計などを手がける色彩企画(名古屋市中区)の久野友未代表は「色を知って住まいに生かす」と題し、部屋の利用目的に合わせて内装の色を決める考え方を紹介。居間の棚にCDを並べて春夏は白や青といった寒色系のジャケットのCDで涼しさを出し、秋冬は赤や黄などの暖色系で温かさを感じさせて季節感を演出する方法にも触れた。
色の感情効果を説明し「部屋に合った色の使い方がある。家具や内装選ぶときに一つの基準にもなるので、決めるときに思い出して」と呼びかけた。

会場写真このほかにも、会期中3日間で「整理収納術」に関するものから安心リフォームの進め方など幅広いテーマで30講座以上が開催され、各講座とも盛況を見せていた。

 


体験型催事や住まいのアドバイスサロンを開催!

「大工育成塾」コーナーでは来場者が実際に材木をかんなで削ったり、のこぎりで切って難しさを体験した。大工育成塾は二〇〇三年から始まった、伝統的な木造工法を担える将来の棟梁を育てる国家プロジェクト。東京、大阪、名古屋、福岡の全国四カ所にある。
塾の活動を伝えるとともに「地元の木材を使い、調湿作用もある土壁をつくるなどして気候風土に合った家ができる」(大工育成塾の鷲野和夫名古屋事務局長)と日本の文化でもある伝統工法でつくる木造住宅の良さも訴えていた。

他にも、「親子大工教室」「インテリアアート教室」などの体験型催事が開催され多くの親子連れでにぎわっていた。

「親子大工教室」 「ハウスメンテナンス講座」

会場写真「無料住まいのアドバイスサロン」では新築、増改築はもちろん、家相から資金まで、住まいに関する悩みに各分野の専門家が中立的な立場で相談にのっていた。

尾張旭市から来たという女性は、築三十年ほどの自宅の浴室リフォームについて相談していた。「いつもお付き合いがある工務店があるけど、そこの話だけではなくて第三者の話を聞くことができて良かった。リフォーム方法の考えがまとまった」と喜んでいた。



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