環境特集 企業の取り組み
信田鈑金
宇宙産業向け反射技術を応用 軽量で高い耐久性
同社が拡販するのは「リフレクティックス」(製品名)。米国企業の開発品で、暑さを感じる太陽の輻(ふく)射熱を反射させ、室内への進出を防ぐ。宇宙産業向けに開発した反射技術を応用して製品化。熱反射率が99%と高いのが特長だ。
製品は両面アルミ箔でバブルポリエチレンシート2枚、ポリエチレンシート3枚を内蔵。厚さは約8㍉。軽量で1平方㍍当たりの重量は約300㌘。夏の暑さだけでなく冬の冷輻射熱も防御するほか、室内の暖冷気を外に逃がさないため、夏冬のエアコン使用を軽減できる。結露を防ぎ、室内にカビが生えにくいメリットもある。接着剤不使用のため耐久性は半永久的としている。
信田鈑金は数年前に同製品の岐阜県内特約代理店となり、県内外の認定施工店6社と共にリフレクティックスの普及を進めている。同製品を施工した本社工場で涼しさを実感してもらったり、出張デモを実施。徐々に認知度が高まり、これまでに住宅や工場、厩舎などに採用実績がある。大企業も一目置くようになったという。