環境特集 企業の取り組み
イー・キュー・マネジメント技研(EQML)
SDGs、おもてなし規格認証を推進
経済産業省創設「おもてなし規格認証」の認証支援機関のイー・キュー・マネジメント技研は、同認証機関の日本CSR協会とともに、CSRを含む組織の社会的責任の国際規格ISO26000の中核主題を軸としたSDGs(国連の持続可能な開発目標)の取り組み推進と、同規格認証をはじめ、ISO9001(品質)や14001(環境)、地方創生SDGsの各マネジメントシステムの審査からSDGs活動の成熟度を把握できる統合評価を新たに開始した。
各規格に対応したSDGs評価チェックシートを策定し、評価登録証も発行する。既存の導入システムと一緒にPDCA(計画・実行・チェック・改善)を回しSDGsの目標達成・進捗管理を効率的に行える。特に中小企業のSDGs推進と企業価値向上、競争力強化を支援して地域活性化、地方創生につなげていく。6月1日には新書「これで出来る 実践的SDGs統合評価」も発行した。
同社と協会は、同中核主題(組織統治・人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者課題・コミュニティ参画及び開発)のチェックリストから企業のCSRや自治体行政改革のGSRを推進するシステム構築・評価を展開。同中核主題はおもてなし規格認証の規格項目やSDGsの全17目標を内包し、同規格認証の活動がSDGsの推進、CSRの具現化を図ることからCSRの一環として取り組みを進めている。
同規格認証は今年から認証機関の審査が伴う認証のみの制度に改定され、この制度に切り替える企業が増加中。自治体初の岡山県矢掛町と事業者一体のまちぐるみの認証取得を手掛けるなど、全業種を対象に認証による新たなおもてなしの創作や業務効率向上を支援している。